将、語録(3才半から)
「ぼくが、この子達育てたんだ。」
  妹の授乳、ほ乳びんで飲ませるときは、将がよくやってくれた。
  汚れたおむつをくるくる丸めて捨てるのも、泣いてぐずった子を、とんとんして
  あやしてくれるのも、彼の仕事。ほんとうに助かってるよ、将。
  でもふたごがねんねすると、急に甘えん坊になって、「ママ〜」って
  すりよってくる。まだまだ4さいだもんね、いっぱい甘えなさい。
「赤ちゃんは悪くない、ママのばか!赤ちゃんにあやまれ!!!」
  大きな目に涙をいっぱいいっぱいためて、こんなこと言われてしまった。
  ふたご相手にパニックになって、つい大声を出してしまった私に、
  ふたごに暴力をふるったとでも思ったのでしょう、真剣に妹たちをかばう
  将の態度に、私は思わず目頭が熱くなり、三人の子供たちを抱きしめていた。
「この子だれ?」
  一卵性双生児の妹。いまだに区別できない・・・
  特に、お風呂に入っているとき、裸にすると、もうまったくわかんない。
    将はただ一言、「この子だれ?」・・・
また明日もくるから、ぐしゃぐしゃになってもいいじゃない。」
  パパの読んでいる最中の新聞を、ふたごがぐちゃぐちゃにしてしまったとき。
「ばあちゃん、風邪ひいてるの?
   ぼくんちに、パ○ロン(かぜぐすり)あるからおいでよ。」
  風邪ひいたので、今日は行かれないよ、って電話連絡してくれた姑に対して
  こんなこと言ってた。

「女の子はみんな、ぼくのこと好きなんだよ。」
   保育園では、どうやら結構もてている将。
   逆に私から、「ねえねえ、将は好きな女の子いるの?」って質問したら
   「えっと、あーちゃんと、りーちゃんと、なるちゃんと、(3人とも女の子)
     りゅうちゃんと、きょういちくんと、・・・」
    おや?男の子の名前まで出てきたぞ。男の子は、こういったことは
   まだまだ奥手なようだ。


「わかった!52。ごじゅうに。」
  5たす2。4才の彼はこう解釈した。
  でもいいのさ、あたしは早期教育が大嫌いだ。
    そんなこと教えるよりもっと大事なこと教えなきゃ。
  挨拶できない子、ごめんねの言えない子、増えてるよね。


「まどはるのバカヤロー。」
  でもまどはる本人には言わないんです、母のあたしにこう言うの。
  自分のオモチャ壊されて、でも訳わからんちんの妹たちに怒っても
    仕方ないし・・・泣いて母に訴えてきたのだ。
    ほんとに将は♪妹想いの長男、長男〜なんだ。


「ぼくジャニーズ系なんだ。かっこいい?」
    自称ジャニーズの将。
    パジャマの前を全開にして、裸の胸を出しておきたいらしい。
    ジャニーズのお兄さんはこんな格好じゃ寝てないよ・・・
    そしてそのスタイルで将はクルっと1回転してみせるのだった。


「雲が風に負けてるね。」
    風の強かったある朝、空を見上げて一言。
    ポエムだなあ、メルヘンだなあ。
    そういえば2才の時にも
    「雲ってどこに行っちゃうんだろ?」って言ってた。
    子供の感性、ドキっとしちゃいます。


おまけ
まどちゃんはるちゃんの成長語録
「マンマ、マンマ。」
    お腹すくと食べたい物を指差しして、怒ってこう言うのだ。
    しかも、目がすわっている。おそろし。

 

「僕が自分で考えたんだ。」
あんまり妹たちにチュウチュウするので、「将は、お友達にチュウしたことある?」と聞いてみた。
すると、ちょっと間を置いてから将が「…うん。Aちゃん(女の子)と。」
意地悪なパパが、「誰が『しよう』っていったの?」
ちょっとまた間を置いてから将が、「僕が自分で考えたんだ。」と大テレで告白。
「でも、ずいぶん前のことだけどね。」と付け加えた。
そっかー、将はもう5才にしてファーストキスは済んでしまったのね。(ToT)
しかも、こんな大切なこと、母の私にも何日も告白せずに、将ったら、自分の小さな胸の中に
しまっておいたのね…。
相手のAちゃん、けっこう可愛いんだよね。クラスの男の子に結構モテて
マドンナ的(この言い方、虎さん映画みたいだな)存在だったりする。
Aちゃんが、将のこと好きだ、ってことは、
私もAちゃんのママから聞いていたので知ってたんだ。わー、両想いだったんだ。
将の可愛い初恋物語でした、ちゃんちゃん。
Aちゃんは、将にチュされたとき、将に何て言ったと思う?
「皆に内緒にしようね。」だって。うーん、女の子って、やっぱり おませさん!

「ぼく、このままじゃ帰れない。」
苗場にスキーに行った時のこと。一年ぶりにスキーを履き、感覚もまだとりもどしていない一本目リフト、
大人の私だって、初めは満足に滑れない。リフト3本くらい乗って、ようやく滑れるようになるって
感じかなぁ。
でも、将は、去年の自分の滑り方よりも、下手になってしまったかも、と思ったのだ。
「ぼく、こんなはずじゃなかった。」
確かに昨年滑った塩沢スキー場よりも、斜度がきついところではある。将が苗場で初挑戦した斜面は
初中級向けだ。小さな子どもには確かにきついかもしれない…。でも将は頑張って滑り降りてきた。
この「ぼく、このままじゃ帰れない。」というセリフを吐きながら。きっとゴーグルの下は、涙を
貯めていたに違いない。(実は、母は双子の相手をしていたので、チビッコゲレンデに居た。)
この話をパパから聞いたとき、「実は、以外にも将ったら『負けず嫌い』なのね。」と分かった。
甘えん坊で、自分のことは自分でしない子だと思っていたので、なんだか母はうれしくなったのだった。
 将はひょっとしたら、『スキー嫌い』になっちゃったのでは?とも思った。
ところが、夕食のとき、独り離れてナイターゲレンデの見える席に座ってぼーと外を眺めていた将。
「ぼくもナイターやりたいな。」
ぜんぜん懲りてない。それどころか、ますます「スキーバカ」への道まっしぐらだ。
血筋だね〜〜パパ。来年はスノボか?

「『しむらけん』って、アイーン の 人でしょ?
 あああ、そうだった、そうだった、ばか殿 だよね。
 ドリフって???」

 このセリフ、ぞぞっとしません?
 当たり前だけど、すごく世代の差を感じました。
 ドリフってなに?って、聞かれたときは
  たのきんを知らない女子高生よりも、ショック大きかったよ。
 

2001年6月UP!
小学生になり、毎日ちゃんとお勉強しているのか、ひじょーにあやしいのだが、
彼は彼なりに何かを学んできているようだ。(かなへびの捕まえ方とか(^^;)


◎国会中継

国会中継を見ていたとき、「この人がこんどの総理大臣なんだって。こいずみさんって
いうんだよ。」って話をしていたら、
「こんどの総理大臣、ガイジン?」
「こないだは、もりさんじゃなかった?」
「ちょっと前は、おぶちさんだったよね。病気で死んじゃったんだよね、かわいそう。」
「アメリカの大統領、ぼく知ってるよ。クリントンでしょ。」>いやいや、今はブッシュだ…
政局の不安定さは、こんな小さな子どもにも何か感じるようだ。
政治家の先生方、がんばってくださいよぉーっ。
そういえば、昔の子ども(あたしらの世代)は、必ずクラスに一人はいたよね、
総理大臣になりたいって言うやつ。今の子は、そういうのいないよね。
子ども達に信頼してもらえるような政治をお願いしまっす!!

◎小学生ならでは

トムな将。
今日も学校で先生からお叱りを受けたらしい。
彼の名誉のために言っておくが、けして協調性の無い子ではない。むしろ他人を
気遣える子だ。他のことが気になって、自分のことが全くおろそかになってしまうのだ。
保育園では、「こどもらしい、かわいい」で済んでも、そうはいかないのが学校だ。
だから、この際学校にはこう言っておきたい。
「ぜひわが息子を*教育*していただきたい。」
家庭でやるべきことを放棄するって言っているんじゃない、「団体でのマナー」はぜひ
学校でお願いしたいのだ。将もぜひこのことはしっかり学んできてほしい。
急じゃ無理だからさ、ちょっとづつね。卒業するまでにはマスターしよう!
でもさー、担任の先生、すごく理解のある先生で良かったよ。
牛歩な将をじっと辛抱して見守ってくださる。一年生でまだ幼いから、
お友達関係もしっかりみてくださる。ほんとうにありがたいことです(;;)。


「きっと、このバッタも、一年生なんだよ。緑色のランドセルしょってさ、学校
 行ってるのかもね。」

「ぼくの今日の目標、忘れないように、にぎりしめて、ランドセルにいれて
 持ち歩くんだ。」

「ぼくの頭の中は、保育園の楽しかった思い出がいっぱいなんだ。
 図書館みたいに、いっぱいアルバムになっているんだよ。」

言葉のはしはしに、小学生らしさがのぞく。
本ダイスキな将、これからもたくさんボキャブラリーを増やしてね。
ママはすごく楽しみです。

◎給食当番の白衣

ある日の将と母の会話。
「おいらさー、今日学校で先生におこられちゃったんだ〜。」
「どうしたの?」
「あのね、給食の白衣がはいっているロッカーに入って遊んでたら
 おこられた」
「なんで先生はおこったんだと思う?」
「おいらが、悪いことしたから」
「どうして悪いことなんだろう?」
「給食の白衣が入っているから」
「給食当番の白衣が入っているところに、将が入ったら
 白衣はどうなる?」
「白衣がどろんこで汚れる。」
「白衣が汚れちゃったら?」
「皆の給食が、汚れちゃう。それ食べたらお腹こわしちゃうね。」
「でしょう。だから、先生はおこったんだと思うよ。」
「そうだね。ちゃんとあやまっとく。」

どうして叱られているのか、何を怒られているのか、
じっくりと考えて理解することが大切。
一年生の子育ては結構忍耐必要かもね。
「考えさせる」ってことが、親に要求されるんだね。

◎「おいら男だよーっ。」こないださー、どこのクラスの先生かわかんないんだけど、
 『女の子?』って言われたよ。おいら怒って言ってやった。
 『おいら、男だよ〜!!!』って。」
プロフィールの写真を見てもわかると思うけど、
将は長髪でもないし、服装はきわめてノーマル、普通の男の子。
やることも、虫捕まえて走りまわって、木登りして、ドッチボールして、
毎日全身どろだらけ。(^^)ほんとに「トム」っぽいでしょ?
どうして女の子に間違えられたんでしょ???



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 ほーむ