初期(20週まで)のエピソードいろいろ

初公開!双子の超音波写真

「お腹の子、実は双子なの…」
2冊の母子手帳を手にしていると、なんだか自分が誇らしかった。
「あたしはちょっと君らとはちがうんだぞ」みたいなちょっとした優越感。
でも私の通っていた産院は、多胎妊娠のケースが多かったので
とくに珍しいってこともないようだったが。
それでもまわりの皆に脅され、羨ましがられ、
私は、つわり・めまいと戦いながら妊娠初期を過ごしていった。

やっぱり双胎(そうたい)妊娠は、ハンパじゃない。
単胎(たんたい)妊娠・出産も経験していた私は
この差、歴然と感じましたよ。
ホルモンが倍分泌されるのだから、つわりもきついのだ。
それに、双胎は、いわゆる『安定期』ってのが無い。
ときどき「お産の苦しみが1回で済むから,双子はいいわよね。」
なんてほざくババアがいたりするが、そんなやつは殴ってやる〜

(どーどー、落ち着け、落ち着け…)
双子を産むって、リスクも大きいし、身体、経済的にも負担が大きい。
そう、未熟児医療ってものすごい高額。百万円単位だし、
赤ちゃんの医療費無料っていっても、一時立替えの自治体もあるし。
双子が楽、だなんて、簡単に言って欲しくない。心からそう思うよ。
皆さん、双子のお母さんに,これだけは絶対言っちゃだめだよ!
袋叩きに遭うぞ〜〜

卵巣嚢腫の手術か?
 やはり妊娠初期特有のものだったらしい、
腫れは徐々にひいてきて、20週くらいには全く気にならなくなった。
早まって切らなくて、よかった。ほっとした。
卵巣嚢腫で悩んでいる方、だいじょうぶです!ここに双子を自然妊娠して
ちゃんと出産しているのがいますから。がんばりましょ!

PC購入
 我が家に「あぷてぃば君」が、やってきたのは、ちょうどこのころだ。
会社では何故かMac派だった私、Winはあまりさわったことが
なかったので、とってもうれしかった。
このパソコン、来るべき産休に備えて、外出がままならなくなる私の
情報収集のためのツールとして、購入した。会社とのメール交換、
インターネットで育児関連の情報検索などに使用するつもりだった。
またいつかはHPで、遠くの友人や親戚に、子育ての状況など
発信したいという夢もあった。
でもそれよりも何よりも、双子の情報が欲しかった。飢えていた。
将の時の、妊娠の書籍もあったが、双子のことはほとんど書いていない、
せいぜい、「母子手帳をもう1冊もらう」「早産になりやすいので注意する」
くらいの記述しかない。
双子を妊娠して私はとーーーーっても不安だったんである。
子育ての経験はあっても、双子は初めて、双子となれば勝手もずいぶん違ってくるはず、
でもどうすれば・・・
悩んでいた私に、パパがいいもの見つけてきてくれた。
Twins&Supertwins メーリングリスト。
双子またはそれ以上多胎の家族のためのML。
皆さん暖かい方ばかりで、ずいぶんと支えられ、心底救われた。
「悩んでいます…」と愚痴れば、全世界から励ましのメールが
来るのだ。励まされ、感激して涙することも何度か。
このMLが無かったら、今日の私は無かっただろう。おおマジで。
私は毎日パソコンに向かって一日約100件ほどのメールを読み漁った。
高額の投資の甲斐あり、この「あぷてぃば君」のおかげで、双子関連の
友達がぐんと増えたのだった。

ワーキングママとしての決断
 双子を妊娠したとわかったとき、「仕事は辞めよう」と思った。
将一人でも、1歳になるまでは血のにじむような努力が必要だったし、
妊娠した後輩たちから相談されても
「仕事か専業主婦か、選択肢があるのだったら、仕事は辞めたほうがいい。」と答えていたのだ。
可愛い妹分に、苦労かけさせたくない、って思いもあるし、
でも同士が増えるのはうれしいことなんだけど・・・ちょっとフクザツ。
基本的にその考えは今でも変わっていないのだが…
私には選択肢が無かった。
家のローン、クルマのローン、子ども3人となれば、かかる費用も3倍。
また我家は一家でスキーというささやかな趣味もある。
エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ…
(−−;
だんなの稼ぎだけではとうていやっていけない…
「ワーキングママを支援したい」、と カッコつけている私であるが
ただ単に生活のために仕事をしているんである。(^^ゞ
ワーキングママの知恵袋にもあるんだけど、
もうすこし世の中が「将来を担う子どもたちを増やしていこう」と
社会整備をすすめてくれれば、後輩達にも
「あなたの頑張りだけで、どうにかなるわ。」
とアドバイスできるのにね。

また、パートナー(だんな)の理解は必須。
「おまえは、女房子どもを食わせていけるだけの甲斐性も無いのか。」
なんて吐くオヤジ、まだまだ根強くこの世に残っている。
#こんなやつは、撲滅しなければっ!
だんなもこういった世間のイジメに耐えなきゃならない。
女性が外で働くことは、家族全員を巻き込むのは必至なんである。

でもね、
「双子だからこそ、外に働きに出られる」んだよ。
これって一見矛盾するようだけど、
二人なら協力して、お留守番も出来るし、保育園にいても不安が少ない。
おとなだって、いきなり知らないところへ一人でやられたら、不安だもんね。

これって、妊娠初期の項に書いてもいいことだったかなぁ?ま、いっか。

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ほーむ