2000年4月某日

 サホロへスキーに行ってきた。かの有名な「クラブ○ッド」である。確かに料金は若干お高いが、
付帯するものが、それ以上のものがあり、かえってお得かも。(注意)私はクラブ○ッドの回し者ではない。
リフト無料、食事は全行程すべて付いている、スキースクール無料、キッズ・ミニ・プティクラブ無料。現地で
使うお金といったら、レンタルスキーとお土産くらいなもの。

 さて前置き長くなりましたが本題っと。
 私たち夫婦も、7年前にスイスのツエルマットに行って以来の、「ガンガン体育会系スキー?」を
ひさびさに楽しんでまいりやした!それぞれのレベルのスキースクールにも参加し、
タイムトライアルでは、パパがなんと入賞!メダルをもらってまいりました!

 将は、すっかりスキーの虜となり、スキースクールへ。子供だけでリフトに乗ったり
お友達と食事したり、おやつ食べたり、スキーだけじゃなくて、お部屋でも遊んだり。スキースクール付き
保育園に行ったようなもの。ふたごのまどはるも、2、3才児向けのプログラムに参加して、
ママと離れる時は少し泣いたけど、そっと遊んでいるところをのぞいてみたら、けっこう楽しそうにやっていた。
雪遊び、プールなんかは、大喜びだったみたいだし、お昼寝もしっかりできたようだ。

 でも子連れのスキーは、まだまだ忍耐。子供たちの喜ぶ顔だけで親はどうにか頑張っているようなものである。
ところが、このたびのスキーは、「子供たちは預けて」ということができた。これはなんと画期的なことだろう。
親も子も、離れてはいるが、お互い楽しく過ごせるんだから。で、夕食、お風呂のときに、じっくりと今日あったことを聞いてやる。・・・我家の普段の「仕事おわって保育園にお迎えに行って、夜子供たちの話を聞く」という状況
と同じだ。

 将はかなり楽しめたようだ。来年も絶対に行くといってきかない。
帰りのバスの中で、彼しくしくと泣いていたんだもの。「ぼくお友達いっぱいできたのに。もう帰るの?」って。
てなわけで、来年も行きますよ、サホロ。(サホロ貯金開始だ〜!)
私この春異動したばかりで新部署の状況ぜんぜん理解していないんだけど、「年休宣言」しときます。
ええ、家庭の事情でございまする。大切な用事なので。

2000年4月某日
 
 新しいお部屋、新しい先生、新しいお友達。
といっても、保育園はそのままなので大差は無い、はずなんだけど(^^;
それでも微妙な変化を感じ取り、子どもというのはストレスを溜める。
 双子のまど・はるは、毎朝登園時には、かならず泣いていたし、風邪をひいて
けっこう長いこと、ゴホゴホやってたっけ。
 問題は、お兄ちゃんのほう、将。見たところ、そう変わらないようであったが、
ストレスはかなり根強いものを感じた。まど・はるは2歳になったばかりで、反抗期突入。
今すご〜く手のかかるワガママ娘たちになっている。さらに、私(りょこぴ)も人事異動で
新しい仕事についたばかり。しかもめちゃくちゃ忙しい、ときてる。(;;)
やっぱり将に対してはちょっとなおざりになっていたのかも…母反省。
 そうそう、彼のストレスがどんなものであるか、ちょっとここでは公開したくないので
ホトボリがさめてから、にする。
 子どもの心は、とても敏感でもろいものだ。おとなは心底子どものことを第一に思ってやらなきゃ
ならないのだ。今日もこれを第一にして、子育てに邁進するのであった。
 

2000年4月某日
 
 将…5才8ヶ月
 まど・はる…2才1ヶ月

 今月は、気候が安定してないねぇ。
たのむ!遠足の日は雨降らないでくれーい。雨天順延で、お弁当何回も作るの、ほんと大変なのよ〜
(;;)
将のお弁当!!
 シャケ、鳥そぼろ、青菜 3種のおにぎり
 チーズドック
 かぼちゃコロッケ
 厚焼き玉子
 ほうれん草海苔巻
 プチトマト
 たこ型ウインナーソテー
 スパゲティナポリタン
 バナナ
 いちご
 麦茶

 中止の日のお弁当(この日、りょこぴ高熱のなか、お弁当つくり)
 3種のおにぎり(焼きたらこ、ひじき、青菜、だったと思う…)
 チーズドック
 鳥からあげ(冷食)
 プチトマト
 ほうれん草卵とじ
 たこ型ウインナーソテー
 スパゲティ(冷食)
 バナナ
 麦茶

2000年5月某日

 GW。みなさんはどうお過ごしですか?我家は、まず旅行とかは行きません。高いし、混んでるし。
観光地、水元に住んでいる者としては、手近で水元公園ですな。
 将・・・5才9ヶ月
 まど・はる・・・2才2ヶ月
 いつもお互いを意識しあっているまど&はる。
近頃は、とくに凄い、女同士って言うのか、お互いライバルって言うのか。女はコワイ。
 たとえば、いたずらをしたとする。お皿がパリ〜〜ン。あーあ、割れちゃったじゃないの。
まどは「はるちゃんがやったの」。はるは「まどちゃんだよ。いーけないんだ、いけないんだ。」
 お互い、ひとのせいにする。困ったやつらだ。
 けんかしたって、噛み付いたやつの方が悪いのに、かみつかれて泣いている方のせいにしたりする。
 ひとりを誉めると、「あたしも〜〜」って来るし、ちょっと難しい年頃になってきた。

2000年5月某日
 
 今日は、我が家のご近所「水元公園」で、双子MLのオフ会があった。
おかげさまで、15組の双子の皆さんとその家族にお会いすることができました!
パソコンの力ってすごいです。様様です。こんなに素敵な出会いをありがとう。
関東地区の方はもちろん、遠く静岡や、アメリカからの参加もあり、とっても
にぎやかなオフでした。また、皆で遊びましょう!ほんと楽しかったです。

 まわりの人たちは、「双子ばっかりで、何が起こるんだ??」って
不思議そうな顔してたっけ。ひゃっひゃっひゃ。(^^)

2000年6月某日

 毎年この月のこの日に、我家は東京ディズニーランドへ行く。
バカの一つ覚えみたいなもんだが。でも、毎年同じ日に同じことをすると
子どもの成長が手に取るようにわかる。将のように、大きくなると、赤ちゃん時代
とちがって、日々、月々の成長ってわかりにくいものだ。
 今年の将は、アトラクションを積極的に楽しもう、というのが感じられた。
「あっ!ミッキーだ!」ってのは、もう卒業に近くなってきた。
この日は、子どもたちの「成長計」の日とでもしておこうか。

 将…5才10ヶ月
 まど・はる…2才3ヶ月

 「お化け屋敷に行きたい!」と母の手をひっぱり、シンデレラ城へ。
ところが…泣いちゃったんです、将が。
「こわいよ〜おかーさーん〜〜(;;)」べそかいてましたねぇ。
「だいじょうぶよ、将ちゃん。」って私は将をなぐさめていたんだけれど
実は私の顔はかなりニヤニヤしていました。暗闇であるのをいいことに。
だって、可愛いじゃない。普段しっかりしているお兄ちゃんが、「ママ〜」
なんて甘えてきて、私にしがみついているんだもん。
こんなふうに甘えてくれるのはいつまでなんだろう?男の子が母から離れたく
なっちゃうのって、いつのことなんだろう?
 そう思うと、やっぱり将の隣にお布団敷くのは、まだ当分続きそうだ。
やっぱり息子は♪かわいい♪のだ。

 双子のまど・はるは、やっぱり「着ぐるみ」がダメで、わーわー泣いていました。
着ぐるみの方が、双子を珍しがって、まど・はるに寄って来るんだよね…
 去年はアリスの「トィードゥルダム、トィードゥルディー」(卵型のおじさんの
双子キャラ)といっしょに写真撮っているんだけれど、泣き顔でしたね。
 今年は、去年の恐怖をおぼえていたのか?姿が見えただけで、拒否!でした。
先日、NHKでも、着ぐるみの(いないいないばあの)ワンワンを見ただけで
気が狂わんばかりに泣いていましたから。

 そういえば…チップとデールって双子だ… 
ディズニーに限らず、双子キャラって多いよね?
絵になるんだな、きっと。ビジュアル系だね。(おやばか〜〜)
 
2000年6月某日

 今日は、兄の将が家にいないのです。
年長組さんになると、わが園では合宿に行くのです。今晩は、千葉県の佐倉市のとある所に
お泊りです。さみしいな・・・子離れできない母です。
くわしくは、また後日アップしますね。

2000年7月某日

 年長さんになると、わが園の大イベント「合宿」がある。もちろん親から離れて、先生お友達と
まったく行った事の無かったところへ行ってお泊りするのだ。5才の子供にそんな酷なこと!と
いう人もいるが、そこは保育園児、実にたくましい。親から離れるのが初めて、と言う子が多い中、
それでも夜泣きもなければおねしょも無い。親が心配する以上に子供は成長していたのだ。
実はこの私も合宿の栞などを始終見て「今ごろ将はどうしてんだろか」と気をもんでいた一人だ。
とーころがどっこい、将のやつときたら、合宿の帰り際、自分のリュックをかくして「帰りたくないっ!」
とごねて、先生方にリュックを探させた、とんでもないやつでした。(−−;

2000年7月某日

 夏休み。この夏は、転勤したばかりの私、仕事が忙しすぎて(なんとかしてくれ〜〜〜)夏休みなんて、
と思ってもいたのだが、とてもじゃないけど休みでも取らないと死んでしまう、と腹をくくって休む事にした。
今年も我家は外房方面へ。我家の旅行先は将が決める。「海に行きたい」のツルの一声で。
ところが平穏無事に行かないところは我家らしい。出発予定の2日前、「はるちゃんがお熱です。」と保育園から
呼び出し。とほほほ・・・はるは今眼科通院中なのに、熱も出したか・・・と思いながら仕事を捨ててお迎えする。
クソ熱い中、「ダーーッシュ!」して、はるを抱っこして眼科&内科へ走る。将とまどは先生に頼み込んで、
とりあえず保育園においてもらう事にした。
もちろん翌日は保育園休みだ。まどに病気がうつって発熱という、おまけつきでね(;;)
病原菌となった(ごめん!)はるは、熱があったのは朝のみで、あとはずっと元気元気。ところが病気をうつされた
まどは、ぐーったりしてオエオエ吐いているし、その日はまったく食べ物受け付けず。水分もうまくとれずに、熱は
ぐんぐんあがってくる。とうとう、まどは夜間救急外来に担ぎ込む事になった。脱水になりかかって点滴か・・・
かろうじて点滴は逃れたが、明日出発予定がほぼ絶望的に。
翌朝、パパ、将、病原菌だったはるが元気になり、この3人が海に出発した。病気をうつされたまど、私のふたりは
お留守番。この日、まどはまだ微熱が残っていたが救急外来でもらった吐き気止めの座薬が効いて、元気を取り戻しつつ
あった。夏風邪はほんと厄介だが、思ったより軽く済んだし、明日には旅行に合流できそう。
 そして翌日。なんとか旅行に耐えうるまでに回復したまどを抱っこして、電車で3時間、ごとごと揺られながら、行川アイランド
で3人に会う事ができた。電車にほとんど乗った事がなかったまどは道中、うれしくて、ずーっと歌をうたってご機嫌。
ところが先にいってエンジョイしていたはずの将兄ちゃん、やっぱり病気のまどちゃんのことを心配してくれていたらしい。
ほんとうにこの子は優しい子だ。
ちゃっかり相棒に病気をうつしてエンジョイしていたはるちゃん、やっぱりエンジョイしていたようだ。(^^;;;
うーむ、したたかな女だ。
パパ、ふたりの子供に翻弄されてお疲れのご様子。ご苦労さまでした。大変だったでしょ、私のねぎらいの一言に、パパは
「はははは。」と苦笑していた。顔中すげい汗をかき、その汗がボタボタと音を立てて落ちていたのだった。
*パパは汗かき。ちょっと頑張っただけでもすげい汗をかく。


2000年8月某日

 そろそろ4,000番ゲットだぜ!
「我ママ放題」を可愛がってくれて、ほんとうにありがとうございまする。
ついでにあたしも可愛がってくれて、ほんとさんきゅ、ちゅ。(ばか!おめーいくつだ!!)
さて襟を正して、「ある日の保育園」。
 昨年からの読者さんにはご理解いただいていると思うが
(今年からの読者さん、初のお客様はこちらを参考にしてね)
将は、カブト虫が好きだ。カブト虫といえば、夏の虫の王様。都会育ちの
私たちにすれば、なかなか天然モノにはお目にかかれない、まさに宝物。
「今年はカブト虫飼ってるんですか?」そんなご質問をいただいたので。
残念ながら今年はいません。正確にいうと、まだいません。
将は、水元公園でつかまえる!と言ってるけど、巷ではもうツクツクホウシや
スズムシが鳴きだしたので、もう遅いかも(;;)
パパの調査によると、水元公園は、カブト虫が好むクヌギの木が無いんだそうだ。
ほんと??ちょっと私もWEBで調査しよう。
 今年から「ヘラクレスオオツノカブト」が解禁になったらしいので
将に「ぼくもヘラクレス欲しい〜〜」とねだられた。先日テレビ出演した
ヘラクレス君、お値段は……30万円ナリぃ〜。
私:「ママのお給料よりずっと高いからダメだよ(;;)」
将:「だって、ママのお給料でスキーとか遊びをやるんでしょ。」

 そうなんだけどさ、「じゃ、今年はスキー無しだよ。」とはあまりにも
かわいそうなんで言えなかった…でもヘラクレスは無理。すぐ死んじゃうカブト虫に
30万円払えるほどの金持ちは稀なんだぞ、というのがやっとだった。
 ヘラクレスは、あちこちで標本の展示ならされているようなので
それを見せてやりたいなぁと思う母であった。
虫が苦手で、生協のキャベツの葉っぱもめくれない私だけど、カブト虫とセミくらいなら
触れるようになったんだよ、成長したでしょ?
でも保育園で飼っているおたまじゃくし(゚゚)〜、1歳児クラスの子たちが
つかまえてきたらしいけど、あれぜんぶ(30匹くらいいた)カエルになるのかな、
それはちょっと怖いよ…
 水元公園はウシガエルが多いので、あんなになっちゃったら、どうしよ…
怖くてお迎えに行けない(;;)。

2000年8月某日

 我が家自慢。
2階のLDKから、柴又の花火が見える。花火を眺めながらの夕食。
南側の窓をあけると、目の前の枝豆畑から、枝豆のにおいがぷ〜んとしてくる。
うちは、東京しかも23区なんだけど、それっぽくない、(ちと田舎)
葛飾なんだけど下町っぽくない、(ぜんぜんごちゃごちゃしてない)
不思議なエリアである。その不思議さが妙に気に入っているひげもり一家でした。
でもここには永住するつもりはない。そう思わせる本当に不思議なエリアなのだ。

2000年8月某日

今日は地元の盆踊り大会。毎年我家は一家で参加するのだが
今年ももちろん3人は素敵な浴衣を着込んで華麗(カレー?)に舞う。というか
暴れる。双子はやっぱりここでも目立つ。
「わー双子ちゃんだよ〜〜。」なんて言われることにもう慣れっこな2人は
「まどはるちゃんは双子なの〜。」などど言ってのけられる。ついでにポーズなんか
きめたりして。当人たちは双子であることをとても楽しんでいるようにみえる。
ヨカッタ、ヨカッタ
双子をうんで良かった!

2000年8月某日

 将…6歳0ヶ月 誕生日プレゼントは、レゴだよ〜スターウオーズのシリーズ
 まど・はる…2歳5ヶ月
 
 
 今月はたくさん書くな〜と思ったら、夏休みの時期だったんだ。
夏、といえば、子どもの頃からたくさんの思い出を作る季節なんだよね。
少なくとも、6歳になったばかりの将は、いろいろ思い出を作ってくれて
いるんだろう。その思い出が楽しく良いものであるように、大人になったとき
懐かしく思って欲しいから、母である私も努力は惜しまないつもりだ。
かくいう私も子供の頃の記憶といえば、楽しかったことくらいしか思い出せない。
会社を経営していた両親は、忙しいにもかかわらず、毎週のようにどこかに
連れていってくれたのだ。砧公園、山下公園、船の科学館、皇居の近辺、お台場…
 保育園の先生が「たくさん楽しいことを経験させてあげたいですね」とよく
おっしゃるのだが、私もそのとおりと思う。忙しい忙しいにかまけてちゃいけない。
それに、将は男の子、母と一緒に行動してくれるなんて、10年後は
すごく難しいことになるんだろうし。将とは今のうちにたくさん楽しみたいと思う。

 今週は、将と私のふたりきりでデートした。子供向けのミュージカルを見てきた。
「みにくいあひるの子」ってなんだか悲しいお話だね、という将の感想が聞けた。
「そっかー、あひるは白鳥に進化するのか!」おいおい、ちょっと違うんだけど(^^;
進化という言葉の意味、正しく理解している子ども、今の時代すくなそうだね…
昨日もデジモン見て「アーマー進化」とか言ってたし。

 縁日で、金魚すくい初体験。あっけなく終わっちゃったけど、おまけの金魚をいただいて
有頂天。さっそく金魚セット買って、大切に育てている。今年はカブト虫じゃなくて金魚。
さて来年は何だろう…お楽しみに…
粋な下町っこの将、新調した浴衣を着て、金魚すくい、その後は隅田川の花火見物。
う〜ん、江戸っ子だねぃ。

感受性の豊かな時期にたくさんの良いものに出会わせてやりたい。
習い事なんてそれからでもいいやっ。

2000年8月某日

 赤ちゃんダイスキな双子のまど・はる。赤ちゃんを見ると、さわりたがったり、
なでなでしてみたり。おままごとすると、2つのぬいぐるみを赤ちゃんに見たてて
おんぶ&だっこする。そう、まど・はるの感覚では、「双子が当たり前」なのだ。
そして、かばんを複数持って、「お買い物」し、マラカスを携帯電話に見たてて
「あっ、パパ? 今ねぇ、金町にいるの〜」だと。
こりゃ、私の姿、そのものじゃないか…(^^;;;;;

「あたしも赤ちゃん欲しいなー」お友達に次々と弟妹ができて、自分たちも欲しくなったんだろう。
でもこればっかりはね…
生後4ヶ月の従弟がいるのだが、私が抱っこしていたら、はるが、
「はるちゃんのママだよっ!!」って、ヤキモチ妬いていた。
「2歳のお姉さんだもーん。」って、日ごろ自慢しているが、やっぱりまだまだ、
2歳の赤ちゃんなんだよね。(笑)

2000年9月某日

  将・・・・・・6才1ヶ月
  まど・はる・・・・・・・2才6ヶ月

 20世紀最後の夏もそろそろ終わり。朝夕の寒暖の差が一雨ごとに感じられるようになりました。
読者の皆さんいかがお過ごしですか。私は相変わらず…多忙な日々を送っています。仕事もすごく
多い部署のため、季節作業員どころか万年キレそうなくらいの忙しさです。

 その母の大変さを察知するのが子どもの第六感だ。母の忙しさは、言葉ではもちろん態度でも
子どもに悟られないよう気をつけているつもりなのだが、それでもバレバレ。
そう言う時、決まって子どもは「情緒不安定」に陥る。春頃の将がまさにそうだったし、今も
ちと危ない。悪いこと、とくに人に迷惑をかけると分かっていることを、そ知らぬ顔して平気で
やってのける。しかも自分はまったく無関係だ、という演技をして。(;;)
これを10年後にやったら大問題になるのだ、と思うと私も母として泣けてくる。母として、どう
したらいいかわからない。子どもの情緒不安定は私に原因があるのだ、と自分を責めてしまう。

今一番怖いなあと思うことは、「平気な顔をしてウソをつくこと」だ。私はふだん子どもたちに、
「ウソをつくことがこの世で一番悪いことだ。」と口がすっぱくなるくらいに言って聞かせている。
だから、ウソをついていると思われたくないがために、さらにウソを重ねるのだろう。
まだこの年齢なら、私も子供がウソをついているのかどうかは、わかるので、ひとつの小さなウソに
気づいたら、「ねえねえ、将ちゃん、ちょっと今間違えてない?」と本人に照会するようにしている。
そのときにけして「ウソ」という言葉は絶対に使ってはいけない。すると、ウソをついた将は、
「あ、そうだった、そうだった。間違えちゃった。」と、あっさり訂正してくれる。ただし、この
方法は、ウソがまだ小さいうちにやること。そうすれば、母と子の間にわだかまりもなく、将を傷つ
けることもなく、一つの事件(といっても日常の些細なこと)は解決する。

 私もいまどきの若者とそう変わらないのかもしれないが、やっぱりキレる。それもかなり派手に。
「な、なにいってんの!うそつきっ!!うそはどろぼうの始まりなんだぞ!!」って、
子どもを行き場の無いように責めてしまうこともある。言ってしまってから、私が「はっ」と
我に返ると、目に涙をためた将がそこにいたりするんだよね、とほほ…。(;;)
ああ〜〜ダメな母。子どもを叱るのって本当に難しい…。

 将が小さいうちは、言い方悪いけれど、私の子どものしつけ方は、犬のしつけに似ていたかもしれない。
良いことは頭をなでて全身でほめてあげ、悪いことはペシっと叩く。
ところが、3歳をすぎた頃からは、そういうやり方は通用しなくなってきた。当たり前なんだけど
犬と違って、人間だから、「言葉」で諭すことが大切になってきたのだ。

 つくづく子育ては難しいと思う。我が家も典型的核家族。子育ての助言をうけるとすれば
子どもたちが毎日お世話になっている保母さんからくらいだ。それがあるだけでもまだ我が家は
幸せかもしれない。現代社会では、一人で家に閉じこもって一人悩むお母さんが多いのも、すごく
よくわかる。だって、実際小さい子どもがいたら、なかなか外に出られないもんね。とくに双子など
多胎児を抱える家族はもっと出られない。機械オンチの私がパソコン、インターネットに走るわけだ。

 なんだかズラズラと愚痴ってしまった・・・お付き合いくださって、ありがと。

2000年9月某日
  
 おそい夏休みをとって、プールに行ってきた。もちろん温水プール。
今まで全く泳ぐ気の無かった将、もともと水には抵抗無かったので、「泳げなくてもどうにかなるか」
くらいに、親はのんびり構えていた。でも子どもってすごい。「ちょっとやってみる」だけで、
気がつくと身体が水面に浮き、かなり自己流ではあるが、もう泳げるようになっていた。近頃また
情緒不安定の将が復活してきただけに、「泳げるようになった」ということは、彼の大きな自信に
つながった。表情もいきいきして、胸を張って、自信に満ち溢れているようにみえる。将がまぶしい。
この調子で、運動会もなんとか切りぬけてほしいものだ。毎年、かけっこ1等賞の将、今年はさて…
でもプレッシャーになってはいけないし、結果だけを気にする子になってほしくない。大切なのは、
「頑張れた」という結果を得るためのプロセスなのだ。それをやさしい言葉に噛み砕いて、将に繰り
返し繰り返し諭している。将は、わかってくれているだろうか…?
 さて水泳、実はパパもと水泳部。これからのコーチはパパに一任したい。よろしく〜〜
将いわく、「スイミングスクールだけはいや」なのだと。まあ、それでもいいでしょう。

2000年9月18日

 今日、将の下の前歯が一本ぽろりと抜け落ちた。
もうそんな年頃になったのね。大きくなったね。

 将はびっくりして「歯が折れちゃったよ…」とべそをかく。
ごめんね、ママ何も将に「おとなの歯」のこと言ってなかったね。

 おとなになる、って、
そういえば…
 涙が思わずこぼれちゃうことって多いよね。

大人になってみて、思い出すと
「初めての…」というものには、驚きと喜びが心の中に錯綜して、
ホロリ、と、きちゃうんだよね。
 
 あっ、奥には、6才臼歯が。
おとなの歯も出てきたね。しっかり磨こう!
歯医者だけは、小学校にあがる前にはお世話になりたくない、と
思ってきたので、目標達成までがんばろうね!
そしてその目標を更新していこう!!


2000年10月以降へつづく

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ほーむ